クラブ
彼はある時期、副業で物凄く収入があったらしい。
夜な夜な六本木や銀座の高級クラブで接待やらで飲み歩いてたらしい。
元カノは高級クラブのナンバーワンだったらしい。
お金に寄ってきた人も男女問わずいたと思うけれど。
呼べば来るホステスの女の子は何人もいるらしい。
そして付き合い始めた後に、そんな子たちを呼んで食事に行っていたのを後に知った。
ショックだった。
言ったら逆ギレされた。
今夜、その昔繋がりの仕事の人達と六本木で食事だという。おそらく食事の後は、クラブへ行くのだろう。
家ではスーツを取っ替え引っ替え楽しそう。
仕事の為っていう大義名分があるから仕方ないと思いたいけれど、いろいろな過去もあったからやはり良い気持ちはしない。
そして私が女友達と飲みに行くことがあると、男が来るんだろ!と疑われ、少しでも帰宅が遅くなると機嫌が悪くなる。
彼いわく、自分は仕事で行っているだけで本当は飲みに行きたくないのに、私はプライベートで遊んで自分との時間を大切にしていないと。
私の付き合いは遮断をしたがる。
この流れにはやはり矛盾を感じずにはいられない。
自分は良くて相手は許せない。
私が思うに、彼はやはり孤独で生きてきた環境があって満たされていないものがあるのだ。
そして口では調子の良いことを言われて裏切られた過去があり、もしかしたら彼が裏切っていたこともあるのかもしれない。
その流れがあるから、私を束縛し、私を疑い、信じられないのだ。
そしてそれは、あくまでも私が相手を信用してもらえる行動をしていない、と私の責任にして。
ただ、私はもう疲れてきた。
仕事のつきあい⁇そんなの認めてるに決まってる。
それじゃあ、私にだって自由を与えてよ。
息苦しい。
やはりもうダメなのだなと思う。限界だね。